
地元の方に声をかけていただき、会話しつつ東寺へ
西本願寺から東寺まで歩くのに、私がバス停の時刻を見て悩んでいると、
地元のおばさんに声をかけていただきました。
地元おばさん 「あんた若いんやから、バスで1駅くらい歩きなさいよ」
私 「そうですよね~」 ( と言いつつ、遠めにみえる五重塔は、結構、遠そうにみえる… )
私 「地元の方なんですか?」
地元おばさん 「東寺は、私が小さい頃は、子供の遊び場だったのよ。よく走り回ったわ」
地元おばさん 「今日は暑くもなく、歩くにはちょうどいいでしょ?あんた厚着じゃないの?」
私 「はい…京都は、かなり寒いと思ってたんで…」
地元おばさん 「昨日は暑かったから、今日くらいがちょうどいいのよ…」
私 「そうですよね!今、昼1時はちょうどいいですよね、夜は寒いかも?とは思ってたんですよ」
地元おばさん 「そりゃ寒くなるわよ」
地元おばさん 「この後は東福寺にいくの?通天橋を見て来なさいよ!」
地元おばさん 「昨日見てきたけど良かったわ。私は毎年行ってるのよ」
地元おばさん 「東寺の東門の207番、南門の202番のバスに乗ったら、東福寺に行けるからね」
私 「バスの番号を暗記してて凄いですね」
地元おばさん 「そりゃーそうよ。小さい頃から乗ってるんだもの」
私 「いろいろ親切に教えていただいて、ありがとうございました」
なんて会話しつつ、東寺までバス&徒歩で、一緒に会話してました。
旅での地元の方との会話も、旅の満喫には良いものですね。
さぁ~東寺に到着しましたよ。
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【東寺】
所在地: 京都府京都市南区九条町一番地
営業時間 : 8:30~17:30(時季変更有)
入場料 : 拝観料(金堂・講堂)500円
アクセス: 近鉄京都線東寺駅下車、徒歩5分
問合せ先: 東寺 TEL 075-691-3325
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東寺で入場料500円を払うと、五重塔を間近で見れるだけでありません。
大師堂や金堂&講堂と3つの建造物の中に入り、それぞれで仏像を拝めますよ。
大師堂 -西院御影堂-室町時代
弘法大師の住房で、堂内には不動明王と大師像が祀られ、弘法大師信仰の中心となっている御堂です。
入母屋造りの礼堂、切妻の中門、ゆるやかな勾配の総檜皮葺の屋根がその優美さを際立たせています。
金堂 -薬師三尊・十二神将- 桃山時代
金堂本尊の薬師如来坐像と日光、月光の両脇侍菩薩像です(画像右上)。
光背上には七躯の化仏を配して七仏薬師をあらわし、台座の周囲には十二神将像を配しています。(画像右下) これら三尊像は桃山時代の大仏師康正の作で密教的な薬師信仰をとどめています。
講堂 -立体曼荼羅-
東寺の創建時にはなかった講堂は、天長二年(825年)に弘法大師によって着工され、承和二年(835年)頃には完成しました。
堂内の白亜の壇上には大日如来を中心とした五智如来をはじめ、五菩薩、五大明王、四天王、梵天、帝釈天の21躯の仏像が安置されています。
六躯は後補像ですが、十五躯は平安時代前期を代表するわが国密教像の代表作です。
先日、奈良観光で「興福寺」を訪れた私。
この京都・東寺でも、見ることができるとは!
その際も、奈良で12神将を観覧したので、仏像はマイブーム。
テンションが上がり、精巧な彫刻に感心しきりでした。
『東寺の五重塔』日本の古塔中で最高の塔
【入場パンフレット解説】
五重塔は、天長3年(826年)に弘法大師の創建着手に始まりますが、しばしば災火をうけ、消失すること4回。
現在の塔は、寛永21年(1644年)徳川家光の寄進によって竣工した55mの、現存する日本古塔中最高の塔です。
全体の形も良く、細部の組ものの手法は、純和様を守っており、初重内部の彩色も落ち着いて、江戸時代初期の秀作です。
東寺では、紅葉や五重塔の景観はもちろん、仏像などの歴史を堪能し満足でした。
入場料500円の価値はあると思いますよ。
私 「京都駅から近いので、誰か地方の友人を観光に連れてくるならここだな!」
そんなオススメ度の高い観光地だと思えます。
最後は、地元のおばさんに教えてもらったとおり、東門からバス207番に乗り東福寺へ!
(次回のブログに続く)
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