
油津(あぶらつ)
飫肥杉の運搬とマグロ漁で栄えた油津。
飫肥杉を保存した大正に建築された赤レンガ倉庫や、
往時の繁栄を物語る三階建ての杉村金物本店など、
明治・大正ロマンの面影が色濃く残る建築群がみどころの町です。
「美しい日本の建築的風土百選」にも指定された油津。
潮風に吹かれながらノスタルジックな雰囲気が味わえます。
観光ポイントは、ほぼ無い気もしました。
「男はつらいよ寅次郎の青春」で有名な石橋
広渡川河口から油津港を結ぶ「堀川運河」は、飫肥藩が飫肥杉の運搬を効率的に行うためにくられた運河です。
1686年に飫肥藩主伊東祐実(すけざね)の命により約2年をかけ完成しました。
当時の難工事を伝えるエピソードとして、
運河を通すには50mもの岩盤を掘削する必要があり、
工事を命じられた奉行は、運河掘削を断念しようとした。
伊藤祐実 「やっていないうちから弱音を吐いては恥ずかしいことだ」
伊藤祐実 「何年かかってもやり通せ。」
と叱咤激励したと伝えられています。
その祐実の強い意志が油津港発展の礎となりました。
平成4年には、堀川運河に架かる堀川橋を舞台に「男はつらいよ寅次郎の青春」が撮影されました。
「港あぶらつ朝市」
1日に2000人以上が訪れることも。
地元でとれた伊勢海老などの魚介類や水産加工品、やさい、お菓子などが手ごろに手に入る朝市。
できたての惣菜や温かい飲み物なども販売されています。
買い物がてら食べ歩きが楽しめます。
訪問先情報
地 図
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